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ゆずたま誕生秘話

ゆずたま誕生秘話

玉子かけご飯は卵臭さがあるから食べられないという友人がきっかけでした

卵は卵臭さがあるから卵かけご飯など生卵は食べられないという古くからの友人が言っていることが気になっていました。
弊社は創業当時から自家配合器を使用していますので色々な配合を試し、卵の生臭さは無くすることができましたが、卵独特の臭さを無くすることはできませんでした。
そこでヒントになったのが、愛媛県で養殖されているブリの飼料にミカンの皮を混ぜて食べさせると、養殖臭さ、生臭さが軽減できたと聞いたことです。柑橘系は何らかの消臭効果があるのかなと思い、高知県で有名な柑橘といえば「ゆず」ということで早速、高知県馬路村のJA馬路村に赴き組合長に相談をしました。するとお菓子屋さんに出荷するために製造しているゆず皮があるので、それならお届けできると教えていただき、色々と試したところ現在販売しているゆずたまの前身の卵ができました。その卵を早速友人に試食をしてもらったところ

──生卵が食べられない友人に試食をしてもらった様子の再現(土佐弁)


友人:これ美味いやんか卵臭そうないきな生卵の食べれん俺でも食べれる。
私:そうやろぅ卵臭そうないろう。ところでゆずの風味は?
友人:そういやちっとゆずの香りがするねぇ
私:嬉しいこと言うてくれるやか、ほんなら東京(まるごと高知)で売れるように磨きをかけて高知を代表する卵にするき。
友人:がんばりよ応援しちゃうき
私:よっしゃ!頑張るき

──と、以上のようなことがありました。その時は名前も決まっていませんでした。
時を同じくして馬路村の組合長に面白い卵ができたので連絡をして伺い、いきさつを報告がてら相談したところ

私:ゆずの香る卵ができたきこの卵を食べてみてください。
組合長:俺は生卵を食べれん
私:組合長さん生卵食べれんがですか?
組合長:(営業の方がいて)この卵飲んでみて
営業の方:僕も生卵食べれんのです。
組合長:ま、食べてみて
営業の方:これ食べれる。卵臭そうない
私:そうやろ美味いろう

──などといきさつがあり

組合長:これ売るに名前とかパッケージなどはできちゅうがか?
私:これからで何にもできていません。
組合長:馬路村のデザイナーがおるき頼んでみいや?
私:ありがとうございます。是非そうさせてください。

──それで「ゆずたま」という名前も決まり、パッケージの元祖デザインも決まり、パッケージは現在変更していますが(元のイメージは残しています)お陰様で販売まで至りました。

現在日本国内で販売されている美味しいと言われている卵はどれも「卵臭さが無いです」と伝え販売をしていますので言葉だけがかぶってしまいます。なので特徴の一つである「ゆず風味のする卵です」を前面に出して広くお伝えをしています。元々は卵独特の臭さのない卵を目指してできた卵ですので是非生卵が食べられない方にお試しいただきたいです。

この場をお借りしまして馬路村組合長様、営業の方、デザイナーの方に心よりお礼を申し上げます。「ゆずたま」ができたのも馬路村の皆様方のおかげで出来上がりましたことを心の底より感謝申し上げます。

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